戸隠根曲がり竹のざる

 

先日降った雪が路肩に残る1月末日、

長野県松本へ「戸隠の根曲がり竹」で作られた蕎麦用のざるを買い付けに行きました。

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松本には、竹細工の聖地とも呼ばれるお店があります。

「柏善 上原善平商店」

店内には入ってみると、竹細工のかごやざるが所狭しと並べられています。

いろんな大きさ、形状のざるがあります。

生活の中で特に使い方を気にしなくても使えるような竹細工が魅力的です。

季節の果物ミカンやリンゴなどを入れて食卓に置いておいてもよさそうです。

昔話の農家のおばあちゃんが担いでいるようなかご、大きなつづら、取っ手のついた大きめのかごは買い物などにも持っていったら、楽しくなりそうです。

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目的の戸隠根曲がり竹で作られたざるも山のようにありました。

繊細な作りで、思わず見入ってしまいます。きっと私の下手な蕎麦でもおいしく見えると思いました。

同じもので1枚あたりの価格が違うものがあります。

これはその当時の仕入れ値に影響しているそうです。

職人さんが少なくなっているので、今後さらに高騰していきそうです。

 

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数年前に訪れた 山梨県の長坂翁という蕎麦屋さんで、

このざるを使っているのを見て、その盛られた 「蕎麦の麺の美しさ」と「ざるの美しさ」に感動した思いがありました。

 

長野県松本のかご細工はみすず細工と言い、かつて養蚕が盛んだったころ、副業で盛んに作られたそうです。みすず細工の最後の職人さんが亡くなれてて、松本ではみすず細工の伝統文化復興のプロジェクトが進められているとも聞きます。

万葉集に読まれている長野県を表す「みすずかる信濃」という言葉にかかる「すず」とは竹のことを意味し竹を刈るを意味するとか、

長野県の伝統文化がこうして見直されていくのは素晴らしいことですね。

 

長野県松本市は民芸品の町として知られています。

現在では若いクラフトマンたちが、竹細工だけだけでゃなく、木工、陶器、漆、紙、ガラス、などなど、様々な分野で、伝統と現在を合わせたクラフトを作っています。松本城を中心の城下町では、カフェが点在し、徒歩でも歩いて回れる範囲に素敵なお店が多くあります。

今年は松本に通って街歩きを楽しんでみようかなと思います。

 

 

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