2016年信州蕎麦の収獲乾燥状況
2016年10月17日
2016年10月11日に小諸市南が丘の蕎麦畑で、
蕎麦の収穫をいたしました。
当社も加盟している「小諸蕎麦振興会」の直営農地で浅間山麓の南面、標高800m、約1.2ヘクタールの畑です。
昨年は収獲用コンバイン袋で12袋しか取れなかった園場ですが、
今年は収獲用コンバイイン袋で60袋の収穫です。
乾燥させて、蕎麦の茎などの夾雑物や土などを磨いても1トン以上にはなりそうです。
その後
農家さんの庭先をお借りして、
ブルーシートを広げて、「天日乾燥」を始めました。
乾燥機などを使う産地が増えてはいますが、
信州小諸地域では太陽の力を借りて、少しずつ少しずつ乾燥させていく「天日乾燥」が、
まだまだ多いです。
時間も手間も、乾燥機に比べて、かかりますが、
風味豊かな蕎麦になっていくような気がします。
ただ広げて、そのままにしておけばいいというものではありません。
10月中旬にもなりますと、
朝霜が降りてくる日もありますので、
毎朝、夜にかけたブルーシートを外して、天日にあて、
地面とブルーシートの間に結露ができてしまっているので、
蕎麦の上辺と下辺を天地かき混ぜながら、乾燥状態が、均一になるように、調整していきます。
これを、朝、昼、夜と一日3回繰り返します。
収獲したばかりの玄そばは、
その時の天候にもよりますが、およそ 20%くらいなので、
1日1%くらいずつ、乾燥されて、
約1週間で、目標の15%まで下げていきます。
自然の力を借りた、信州に古くからある、玄そばの「天日乾燥」、
新そば粉発売までは、あとわずかです。
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