2017年新春「信州寒ざらし蕎麦」仕込開始
2017年1月7日
2017年1月4日、長野県武石村にて「信州寒ざらし蕎麦」の仕込を行ってきました。
朝の気温はマイナス5度、キンと張りつめた空気の中での作業です。
流れる川にできた氷が朝日を浴び輝いていました。
寒いため薪を燃やして暖を取ります。
寒ざらし蕎麦とは
寒ざらし蕎麦とは収穫した玄そばを冷水に晒したのち、更に寒風に晒して乾燥を行った、
信州に古くから伝わる、伝統的食文化です。
文献によれば、江戸時代には高遠藩が、寒ざらし蕎麦を将軍へ献上し、大変好評であったと伝わります。
美ヶ原山系の湧水は超軟水、とても柔らかく、清らかな水です。
信州せいしゅんむら様とは、
今年で12年目の寒ざらし蕎麦でのお付き合い。
川の上流から、雨どいをつなげて、つなげて、
寒ざらしの大きな、樽の中に水を引いてきます。
寒ざらしの蕎麦が浮いて凍らないように、
ネットを使い、樽の底に括りつけます。
これも12年の経験ノウハウあってこそです。
6トン水が入る、大きな樽の中への、玄そばを入れていきます。
今年は合計1200㎏の蕎麦を仕込みます。
プロ集団、水の行方を、見守ります。
上流から、数百メートル、湧水が開通しました。
信州せいしゅん村様、ありがとうございました。
寒ざらし蕎麦はこの後、
2週間水にさらされ、
その後、寒風に晒されて、乾燥されたのち、
大西製粉で、石臼挽きそば粉に、製粉していきます。
今年は、そば粉の他にも、乾麺にも挑戦していきたいと思っています。
そば粉の発売は、2月10日頃を予定しています。
あまり寒すぎたり雪が多いと、乾燥に時間がかかることもありますので、気長にお待ちください。
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