信州夏の新そば2018 自社農園に挑戦!
2018年5月24日
こんにちは蔵の粉屋大西製粉の大西響です。
2018年度の夏そばの栽培を開始いたしました。
昨年は1ヘクタールに作付けました。
今年は8ヘクタールに作付をしています。
5月ゴールデンウィーク明けに種を撒いて、
6月下旬には蕎麦の花が咲きます。
7月中旬には収穫をいたします。
当社は農地を持っていませんので、
地主の方にお願いしながら土地をお借りしています。
今まで何年も作られていなかった農地なので、地主さんたちも大変喜んでくれます。
時には「土地代はいらないから、どんどんやってくれ」と言ってくださったり、
「隣の地主さんも紹介するよ」と言ってくださったり。
背中を温かく押してくださいます。
大変うれしいです。
最初は私たち製粉会社が農業をやるなんて、無謀かなと思いましたが、
(今でもうまくいくか不安ですが…)
挑戦して良かったと思います。
今、中山間地は生産者の高齢化のため、耕作放棄地が多くなってきています。
私たちの小さい頃、
オタマジャクシを捕まえ、沢蟹を捕とりに走った畦道、
木に登りクワガタやカブトムシを捕った里山。
こまめに草刈がしてあり、維持してきたすばらしい農風景。
現在は手入れもできなくなり、何も栽培されていない田畑が多くなってきました。
そば栽培を通じて、農風景を守っていきたいと考えています。
蕎麦は2か月という期間で収穫できますので、害虫などの心配もありません。
農薬を一切使わずに収穫できる作物です。
農風景の維持、自然共生、生物の多様化にも少しでも貢献していきたいと思います。
「夏の新そば」というのは、
聞きなれない言葉かもしれません。
通常、「新そば」と言えば、10月後半から発売される「秋の新そば」をさします。
信州の冷涼な気候は夏でも風味が良い蕎麦を育ててくれます。
夏にも採れたての新そばが提供できる街、小諸
そんな蕎麦の里を目指して、作付を増やしていきます。
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