挽きぐるみのそばについて

信州そば(しんしゅうそば)は日本のそば産地の中でも人気の産地の一つです。

歴史は古く、日本蕎麦の産地で最も古い産地です。

信州そばの特徴は「挽きぐるみ」にあります。

挽きぐるみとは

そばの実の黒殻を残したまま、製粉する方法です。

黒い殻ごと製粉することで、

風味、香りが引き立ち、色は黒め、

殻の一部も製粉され、麺に点々とホシとよばれる粉が入っています。

黒い殻をそばの実の形を残したまま脱皮する技術を丸抜きといいますが、

技術が高くなった現代でも、

当社は、あえて殻ごと製粉して、

伝統的製粉方法の「挽きぐるみ」にこだわっています。

挽きぐるみそば粉、丸抜きそば粉の色の違い

下記に挽きぐるみそば粉と丸抜きそば粉の写真を添付いたしました。

1枚目が挽きぐるみそば粉

粗い粉の中に、黒い点々が見えます。

挽きぐるみそば粉

2枚目は丸抜きのそば粉

挽きぐるみそば粉と違い、

黒い点々がなく、全体的に白めになっています。

丸抜きそば粉

3枚目は

更科そば粉

そばの実の中心部分だけを抽出した白いそば粉

食感が良くぷりぷりしています。

更級そばも信州更級出身の蕎麦職人が

江戸で広めたそばの食べ方の粉になります。

更科粉、ごぜん粉

長野県にはまだまだたくさんの蕎麦があります。

ぜひ、長野県で信州そばを味わってほしいと思います。