”ひすいそば”の新しい品種「桔梗11号」[大西製粉]
2020年2月14日
桔梗11号(長野S11号)の栽培加工技術検討会に参加しました。
信州ひすいそば協議会の桔梗11号栽培加工技術検討会に参加してきました。
信州ひすいそばとは
信州ひすいそばというのは
長野県が2013年秋に新しく登録された新品種の蕎麦です。
開発段階では 試験場のある長野県塩尻市の桔梗ケ原から「桔梗8号」と言われていましたが、
桔梗が花に付ける名前であるとのことで、品種名登録できず、
「長野S8号」という名前で登録されたものを、
販売するにあたり、最大の特徴であるひすい色から「信州ひすいそば」と名付けられました。
最大の特徴は、黒い殻を取り除いた後に現れる実が緑色であるということ。
そば切りをした時に、フレッシュな色を楽しむことができます。
発売から7年が経過し、
長野県は昨年から、
「桔梗8号(長野S8号)」を更に進化した「桔梗11号(長野S11号)」の栽培を開始いたしました。
新品種桔梗11号(長野S11号)の特徴
桔梗11号(長野S11号)の特徴は、
専門的な話になりますが、
長野S8号は無限伸育性であり、草丈が高くなりがちでした。
長野S11号は有限伸育性であり、草丈の成長が110センチほどで止まるようです。
草丈が止まるので、枝が分岐し、実がつきやすくなる可能性があります。
また、そばの花がいつまでも咲き続けるということないので、収穫適期がわかりやすく、
収量が上がる可能性が高いです。
ひすいそばの食べくらべ
左が長野S8号、右が長野S11号
本日は今までのひすいそばと新しいひすいそばとの食べ比べも行われました。
見てわかるくらい、
右側の新しいひすいそばは緑が濃く感じました。
また食感は新しいひすいそばのほうが、弾力、歯切れもよく感じました。
本年度の秋から来年にかけて、S8号はすべてS11号に切り替わるとのことです。
さらに良くなった「信州ひすいそば」今後も楽しみですね。
是非長野県に来て、自然豊かな環境の中で、新しい蕎麦をお楽しみください。
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