そば湯の作り方
自宅でもおいしいそば湯を楽しみたいですよね。
自宅で蕎麦を茹でた後の茹で汁も、もちろんそば湯ですが、茹でる蕎麦の量が少ないので、そば屋さんの大きな茹で釜から取ったそば湯とは残念ながら程遠いですよね。でも実は、そば屋さんも作る良い方法があるのです。
「そば粉をお湯に溶かして、そば湯を作ること。」そうすれば蕎麦を茹でる必要もありません。
以下のレシピでそば湯を作ってみましょう。
そば湯
◎材料(1人前)
・そば粉…小さじ2(5g)
・水…大さじ1(15g)
・熱湯…120g
◎作り方
1.そば粉をそば猪口や湯飲みに入れる。
2.1に水を加えて、そば粉をよく練り、ペースト状にする。
3.2に熱湯を少しずつ加えて、ダマにならないようにかき混ぜれば出来上がり。
※ポイントは、まずは少量の水でそば粉をペースト状にすることです。最初からそば粉に熱湯を入れるとうまく混ざりません。
手作りそば湯のメリット
保存料・添加物を含まない
手作りの場合は保存料・添加物の心配はいりません。そば湯はそば粉のみで作るため、摂取するのは蕎麦の成分だけです。味付けも自分で調整できるので、お好みの味でそば湯を楽しむことができます。
そば湯の濃さを調節できる
溶かすそば粉の量で濃さも調節できるため、そば湯をお好みの濃さに作ることができます。濃く作るととろみが強くなり、薄めに作るとサラっといただけます。
そば湯作りにおすすめのそば粉
そば粉にも様々な種類があるので、そば湯に最適なものを選びたいですね。
そば100%のそば粉
おすすめしたいのは、小麦粉が混ざっていないそば100%のそば粉。
蕎麦の栄養を余すことなく摂取することができます。蕎麦の風味をしっかりと感じることができて満足感もあります。小麦粉が入っていると、よく火を通す必要がありますので、必ず原材料がそば粉のみをお選びください。
栄養価の高いそば粉
そば粉は、そばの実の外側まで挽き込むほどデンプンの割合が少なくなり、たんぱく質の割合が高くなります。
内層に比べて表層は、食物繊維、たんぱく質、マグネシウムやビタミンB1・B2など、さまざまな栄養素が多く含まれています。
蕎麦は一番外側の殻が最も硬くて黒く、内側が割れ易くて白くできており、製粉時には中心から外側に向けて順番に粉になります。黒くて硬い蕎麦をどこまで挽き込むかによって、そば粉の色や栄養価が変わってくるのです。そば湯で手軽に蕎麦の栄養を摂取したい場合は、表層まで挽き込まれたそば粉がピッタリと言えます。
鮮度の高いそば粉
収穫したばかりの新そば粉は薄緑色をしています。しかし、そば粉は繊細なため製粉した瞬間から酸化(品質劣化)が始まり、次第に赤褐色に変化していきます。そのため、そば粉の保存には酸化、直射日光、高温や乾燥がよくありません。そば粉の保存には、鮮度を保つアルミ製の真空パック包装になっているものがおすすめです。
そば湯のアレンジレシピ
豊富な栄養をもつそば湯を使って、簡単おすすめレシピをご紹介します。
そば湯を利用すれば、より深みのある料理に仕上がります。
・そば湯汁粉
・そば湯ポタージュ
・そば湯ココア
・そば湯鍋
・そば湯割り焼酎 など
そば湯の可能性はまだまだあると思います。
お湯をそば湯に置き変えると、そばの風味と栄養が摂れるアレンジレシピに!いろいろ試してみてはどうでしょうか。
大西製粉のそば粉をご紹介
石臼挽きそば粉(長野県産) 500g
こちらのそば粉は、そば湯作りはもちろんのこと、そば打ちにおいても最もおすすめのそば粉です。
蕎麦の栄養が多く含まれるそばの実の甘皮まで、石臼でゆっくりと挽いた全粒粉のそば粉です。栄養価が高く、味も香りも濃い。そば湯にすれば、蕎麦の香りがフワッと広がります。